2024/11/01 | 広報誌を更新致しました。<2024年11月号> |
こんな疑問を持たれているかたも多いのではないでしょうか。
私自身も、よく利用者様から「あんまさん」とよばれることがあります。
利用者様の間では、リハビリとマッサージ(あんま)の違いは理解しにくいようです。
そこで今回はリハビリとマッサージの違いについてご紹介します。
リハビリとは正式には「リハビリテーション」。
目的は、病気やケガでできなくなった動作をできるようにすること。
できなくなった動作を取り戻すために、運動プログラムを実施します。
認知機能が低下しても動作が困難となるので、認知機能へのアプローチも実施します。
リハビリ場面では補助的な手段として、マッサージを行うこともありますが、メインはあくまで運動や認知機能へのアプローチ。
担当する職種は「作業療法士」「理学療法士」などです。
当施設には合わせて5名在籍しています。
リハビリをうけるには、医師の診察(診断)が必要です。
目的は、筋肉の緊張やこわばりをほぐして、つらい症状を緩和すること。
担当する職種は、「あんまマッサージ指圧師」です。
あんまやマッサージを受ける場合、医師の診察がなくても受けられます。
当施設にはあんまマッサージ指圧師は在籍していません。
今回は、リハビリとあんま、マッサージとの違いについて述べました。
確かにリハビリ場面でも、補助的な手段としてマッサージを行うことはあります。
このことが混乱やわかりにくさにつながっているようです。
リハビリとマッサージは担当する職種や目的が異なります。
どちらをうけるべきか迷ったら、主治医に相談してみてはいかがでしょうか。
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